ただの戯言

埼玉、長野で育った人。

最近気づいたこと

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高速道路が好きで、特に複雑なものを見ると写真を撮ってしまう(この写真は以前神戸で撮ったもの)。

なぜ高速道路が好きなのか考えたことはなかったが、先日その理由がわかる出来事があった。


職場で、「自分が生まれたところが一番住みやすい」という話になった。

きっかけは、上司の知り合いで島に移住をした人が、気候が合わなくて数年で戻って来てしまった話からだった。

私はそこまで気候を重視したことがなかったので、気候って大事なんだなぁと思いながら話を聞いていた。

それは私が今まで育って来た環境が、基本的に晴れといったら青空が広がるような所だったからかもしれない。

しかし、そうでない環境に住んだ経験があれば、カラッと晴れた青空が見たいと思うのだろう。


そこで高速道路の話に戻るのだが、振り返ると私にとって高速道路は身近な存在だった。

生まれてから小学一年生まで、俗に言う首都圏(と呼べるかは危ういが)で育ってきて、親が休みの日にはよく首都高速で東京方面に連れて行ってもらっていたからだ。

高速から見える「静かに」の青い看板の「かに」に反応していた話はよく聞かされる。

そして車内からライ◯ンズマンションが見えるとなぜか喜んだ記憶がある。

なので今でもライ◯ンズマンションは私にとって東京の象徴でもあるのだ。

東京だけではなく、大都市の高速道路を通ったり、その側を歩いたりするとちょっと落ち着く自分がいるのは、身近な存在であるからかもしれない。


小学校二年生の時、中部地方の都市に引っ越してからは、レジャーといえば山になった。

山はある一定の所まで登らないと、民家すら見当たらない場所もある。

私が山を好きではない理由は、なんとなくどこか遠くへ連れ去られてしまいそうな感覚に陥るからかもしれない。

景色が山しか見えない、何もない風景が怖いと思っていた。

更に、運が良ければ動物が出てくることもある。

それを楽しんでいる人ももちろんいるのだが、どちらかというと自然と共存している環境が苦手なのかもしれない。

山に行くと不安になる。

まあ誰にも言ったことはないのだけど。


しかし、そうは言っても雪山は綺麗だと思うようになってきたから、歳をとって変わった部分はあるのかもしれない。